ノゾミ 個展 Nozomi solo exhibition
見てみぬふりをする
@ THE blank GALLERY, Tokyo
作家4度目の個展となる「見てみぬふりをする」では、他人の視線によって影響を受けやすく移ろいやすい自分の心情をテーマにしています。制作では、不完全な構成をあえて取り入れることで、感情の揺らぎや変化を作品に反映させます。
また、太宰治『美少女』の一節「きたない貝殻に附着し、そのどすぐろい貝殻に守られている一粒の真珠」に着想を得て、外側の醜さと内面の純粋さという対比を作品の表現に取り入れています。
会期:2025年10月17日(金)-20日(月)
Oct. 17-20
営業時間 12:30-19:00
※相沢僚一×高橋ヨシ 二人展と同時開催となります。併せてお楽しみ下さい。
http://the-blank-gallery.com/blog/?p=6433
■作家ステートメント
現代の美術では、明確なモチーフがあることが多い。例えば、「キャラクター」という偶像、自然、生き物といったものが挙げられ、消費されやすい表層として扱われる。今回の個展では、「キャラクター」を用いられているが、単なるモチーフとして利用するだけではなく下地の重層的な浸透表現によって、近年の平面的な作品との差別化を目指す。
私たちは日々、「見てみぬふり」をしながら生きている。例えば、別れた恋人の香水に想いを馳せるといった事象があるように痛い、焦燥感といった連想をしやすく、記憶の残滓として認識しやすい。現代に生きる私たちは恥ずかしい、恐ろしいといった感情は記憶に残りやすい。それらの薄暗い感情を記憶にインプットさせるにはキャラクターを用いることであるが、衝撃といった一種のショックによることでイメージづける。筆者は、社会人として生活をおくっているが、まだ安定とはいえず不安定を狭間に揺れている。破滅への衝動に突き動かされながら、過去の作家たちを乗り越え、現代美術という歴史の通過点に立っている。内情から生まれる「キャラクター」を描き続けていたい。
■ノゾミ Nozomi
2023年女子美術大学洋画専攻卒業
https://www.instagram.com/mii_oilacryl/
個展
2025年
「見てみぬふりをする」 @The blank Gallery
2024年
「ひとやすみ」 @バズチカ上野
「うにゃ〜 〜少女、救済失敗〜」 @スペースくらげ
2023年
「めるてぃじれんま〜わたしの幻葬〜」 @スペースくらげ
グループ展
2025年
「めんたるへるす展」 @Room_412
「Swimmy」 @アトリエ三月(大阪)
「美術紫水アンデパンダン《KAFKA》」 @美術紫水
「きみの副流煙に恋をする。」 @新宿眼科画廊
イベント出展
11月 デザインフェスタvol.62(ライブペイント)
5月 愛と狂気のマーケット@ラフォーレ原宿
会場:THE blank GALLERY アクセス access
東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F
3-21-6-3F Osaki bldg. Jingumae, Shibuya, Tokyo
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