玉井 泉 個展 Izumi Tamai Solo Exhibition
BIOLOGICAL INTERNAL VIEW
@ THE blank GALLERY, Tokyo
紙面に広がる有機的な線や形状が、互いに干渉し合うように滲み、絡まり、それぞれの滴りが意思を持つように集合し、やがてひとつの形態を見せる。玉井泉は「絵を描く」行為において、扱う素材や塗料の特性、気候や湿度などの環境条件に自らをシンクロさせ、偶発的な抽象絵画を制作します。また、近年は京都を拠点とし、山や森林で採取した植物から塗料を生成するなど、自然界に存在する自身と作品、生命のある風景、それぞれの関係性へと意識が向いています。本展では、主に2023年制作の新作を中心に約20点を発表します。
会期:2023年11月8日(水)-16日(木)
Nov. 8 – 16
営業時間
平日 weekdays 13:00-19:00
土日 weekends 12:00-19:00
※最終日は18時まで
休廊日:11月13日(月)
Closed on Monday, 13th
☆羽生みつ子 個展「山遊記」と同時開催となります。併せてお楽しみ下さい。
https://the-blank-gallery.com/blog/?p=5566
■作家ステートメント
絵の具と水が流動しながら定着した痕跡に、生き物の気配を感じます。
ぎこちなく増築改築されていく建物や街のようで、それ自体が磁力や電場をもつ生き物。
私たち生き物の表皮は境界ではなくさまざまな形や大きさの開口部で、そこから他の存在をとりこみまた物質を放出する。
生きている間、死という現象を経てもなお交換しつづける。
命は常にオープンシステムで共存というよりも既にすべてと一体だ。
境界や領土や所有の約束ごとや損得で世界は動いているように見える。
そして細胞やミトコンドリアは別の景観を動いている。
生き物の内側と外側を行ったり来たり、流動しながらミクロとマクロの視点は入れ替わる。
命という装置の内部景観と外部景観を行き来するランドスケープを絵の中で探っています。
■玉井 泉 Izumi Tamai
東京生まれ。
武蔵野美術大学 造形学部油絵学科版画専攻 卒業
卒業後はグラフィックデザイン、フォトレタッチなどの仕事を経て
出産育児の傍、2018年より水彩で抽象画の制作・SNS等での発表を開始。
現在は京都府にて、採取した植物鉱物から作るインクや顔料等画材の制作も研究中。
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■主な展示
個展
2020 “Why does it grow?” 南森町みつ葉 大阪
2019 神楽坂 LIEN 東京
グループ展
2022 “解/構/改/跡” THE blank GALLERY 東京
2020 “PAPER WORKS” THE blank GALLERY 東京
“Gallery AMRITA 新春展” 大阪
“RAW and PRIMITIVE” THE blank GALLERY 東京
2019 “RAW and PRIMITIVE” THE blank GALLERY 東京
2006 “Tabela Pintxos展” 渋谷UPLINK 東京
受賞
2019 Heart Art in ASUKA 第4回まほろば飛鳥芸術展 まほろば芸術賞
第24回 ポテトチップス アートムーブコンクール展 アムリタ賞 アートフルなび賞
神楽坂 LIEN ART COMPETITION Vol.2 LIEN賞
Heart Art in KOBE 第22回エイズチャリティー美術展 持田総章芸術賞
会場:THE blank GALLERY アクセス access
東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F
3-21-6-3F Osaki bldg. Jingumae, Shibuya, Tokyo
HP: http://www.the-blank-gallery.com/
Instagram: https://www.instagram.com/the_blank_gallery.tokyo
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