藤山恵太 個展: 低画質の避暑地
Keita Fujiyama Solo Exhibiton: Resort of Low Quality Images
@ THE blank GALLERY, Tokyo
この度THE blank GALLERYでは、藤山恵太の、当ギャラリーでは初個展となる「低画質の避暑地」を開催します。
1992年生まれの藤山恵太は、2018年に多摩美術大学大学院 油画科を修了して以降、精力的に制作と発表を行っています。絵画表現を軸に、様々な素材や支持体、技法、題材を扱い組み合わせることで、定型化された「絵画」というジャンルに疑問を投げかけ、挑戦しています。ゲームやアニメ、ネットから引用した世俗的なイメージや、ロックの歌詞や曲名から引用した挑発的な言葉は、油絵具や蜜蝋など古典的な絵画技法を用いてキャンバスに落とし込まれ、一見してミスマッチな存在感を放つ作品群からは、作者のユーモアと皮肉が同居した「絵画」に対する態度と姿勢が感じられます。
本展では2019~2020年に制作された、新作を含む約30点を発表します。
会期:2020年1月21日(火)-2月2日(日) Jan. 21 – Feb. 2
レセプション:25日(土) 17:00-20:00
Reception: 25th (sat) 5-8pm
営業時間
平日 weekdays 13:00-19:00
土日 weekends 12:00-19:00
休廊:木曜日 Closed Thursday
最終日2月2日は18時まで The last day closes at 6pm.
※なお、本展は阿部くらら個展「矢継ぎバカンス」と同時開催となります。
詳細:http://the-blank-gallery.com/blog/?p=3839
作家ステートメント
この度は個展、『低画質の避暑地』を開催致します。
タイトルは、自身の制作シリーズの表題からとったものです。
『低画質の避暑地』は、インターネット上で制作した画像を、転写を用いてキャンバスに移し、その上に描画、或いはそのまま手をつけずに、蜜蝋やワニス等を塗布します。
キャンバスにオイルパステルを用いて描画する『ギャングスタ・リパブリカ』シリーズ、こちらは、丁度その時遊んでいたゲームのタイトルから引用しました。
どちらも、チープかつキッチュでポップなイメージ・図像(ヤシの木、スロットのシンボル、風俗店広告、まるで幼児の落書きのような絵…etc)をキャンバス上に展開し、一方でシニカルなメッセージ、情報を纏って鑑賞者と対峙します。
私は学部時代から、たとえ手法や言葉、態度を変えようとも、ずっとシニカルなメッセージを発信し続けて来ました。それは、好んで聴いてきたロックミュージック、そしてロックカルチャーの影響なのだと思います。
そのシニカルなメッセージを、手法や技術を変えながら模索していく制作過程を、今回の個展にて閲覧頂ければと思います。
藤山恵太 Keita Fujiyama
1992 東京生まれ
2016 多摩美術大学油画専攻卒
2018 多摩美術大学大学院油画修了
Twitter: https://twitter.com/pkpktgtg
Instagram: https://www.instagram.com/keitafuziyama/
〔個展〕
2019 「Garage ink」(フォルテック一級建築事務所/東京)
2017 「Damage ink」(Monday Art Space/東京)
2016 「Take the power back」(デザインフェスタギャラリー/東京)
2015 「Are you kidding me?」(レストラントルバドール/神奈川)
〔グループ展〕
2019 「説得力のある宣教壇の暴動」(新宿眼科画廊/東京)
2018 「gimmick overlap」(ターナーギャラリー/東京)
2018 「Summer group show 2018」(The blank GALLERY/東京)
他、2018年5美大展多摩美術大学修了展 学内芸術祭など
会場:THE blank GALLERY アクセス access
東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F
3-21-6-3F Osaki bldg. Jingumae, Shibuya, Tokyo
HP: http://www.the-blank-gallery.com/ Instagram: https://www.instagram.com/the_blank_gallery.tokyo Twitter: https://twitter.com/the_____gallery Facebook: https://www.facebook.com/THEblankGALLERY.Tokyo