福留春菜 個展
Haruna Fukudome Solo Exhibition
「 アルゴリズムと水 」
@ THE blank GALLERY, Tokyo
1995年生まれ、鹿児島大学教育学研究科を卒業した福留春菜は、現在は群馬県高崎市を拠点とする陶芸作家です。陶でありながら絵画性を備えた作品群は、「日常(工芸品)」と「非日常(美術品)」の両面が絶妙な違和感を持って共存し、一見すると牧歌的な絵柄や色彩、無骨な佇まいをしながらも、相反して現代社会への皮肉や風刺的な姿勢が見え隠れしています。
SNS上に流れる「他者のキラキラした日常(に対する嫌悪)」や、いつかカメラに収めたもののやがて消去される「些細な出来事」、自身の記憶に残る「曖昧な風景」などを、陶に焼き付け「記録」する事で、物理的に不可変なものへと昇華させます。「日常を飾る事」の滑稽さや脆さ、「映(ば)えない生活」の尊さや堅さを、陶というメディアを通して伝達する福留春菜の、温かくもシニカルな世界観をぜひお楽しみ下さい。
本展は、2024年の大阪ディファレント京町堀アートフェア「THE blank GALLERY佐藤審査員賞」の副賞として開催致します。
会期:2025年9月18日(木)-28日(日)
September 18 – 28
20日(土)18:00-20:00 ささやかなレセプション
営業時間
平日 weekdays 13:00-19:00
土日祝 weekends 12:00-19:00
※最終日は18時まで
The last day closes at 6pm
休廊日:24日(水) Closed on Wed 24
※佐藤遥加 個展 「スープと肉の恋人」 と同時開催となります。併せてお楽しみ下さい。
http://the-blank-gallery.com/blog/?p=6411
■作家ステートメント
いつだって時間は水のように絶えず流れる
記録、それは時間の流れに抗うように私の後ろ髪をぐいっと引っ張る
背中をたたく。振り向きたくなる。いつだって帰らせようとする
写真のフォルダから流れてくる1年前の今日というアルバム
顔認証でまとめられた人たち なつかしい声 遠い港町
わたしは水になって進む 海のみえないこの場所で。
■福留春菜 Haruna Fukudome
https://www.instagram.com/unuhunu/
1995年鹿児島県生まれ。
2020年鹿児島大学教育学研究科芸術・スポーツ系学修コース工芸領域修了。
陶芸における「焼き付ける」という行為を表現の主軸にしており、現代の記録媒体とヒトの刹那的な感情の対比をテーマに制作している。
・受賞歴
「SICF25 EXHIBITION部門」デイリーアート賞(2024)
「different京町堀アートフェア」佐藤由基孝賞(2024)
・主な展示歴
グループ展「SPIRAL Creators File – とけてかたまる記憶 –」(2025/spiral garden/福岡)
個展「駅前 ごはん おすすめ」(2025/stoned gallery/群馬)
グループ展「SICF25 受賞者展」(2025 / スパイラル / 東京)
個展「おいつけない星」(2024 / River coffee&gallery / 東京)
グループ展「土と拡張する3人展」(2024/zenzai marginal gallery / 鹿児島)
会場:THE blank GALLERY アクセス access
東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F
3-21-6-3F Osaki bldg. Jingumae, Shibuya, Tokyo
HP: http://www.the-blank-gallery.com/
Instagram: https://www.instagram.com/the_blank_gallery.tokyo
Twitter: https://twitter.com/the_____gallery