ONO-CHAN Solo Exhibition : from THUMBHOLE

ONO-CHAN Solo Exhibition : from THUMBHOLE

@ THE blank GALLERY, Tokyo

映像やイラストレーションを経由し、幅広い表現力と絶妙なバランス感覚で、型に嵌まらない作品を生み出すONO-CHANの個展を開催します。

キャッチーな配色とコミカルなキャラクターが登場する作品は一見親しみやすい画風ですが、その世界観は時にシュールでシニカルな視点による風刺や、日々の耐え難い現実に対する違和感を痛烈に映し出し、まるで「見てはいけない、夢の国の裏側」のようなリアルさを突きつけてきます。商業イラストから絵画を横断する事で、個や社会に潜む狂気をカジュアルに、かつ鋭利に炙り出します。

当ギャラリー初個展となる本展では、活動初期から続けているサムホールサイズの水彩紙作品群のほか、新作の油彩作品を含む約30点を発表します。THE blank GALLERYでの初展示から2年、進化を続けるONO-CHANの現在形をぜひお楽しみ下さい。

会期：2022年10月8日（土）－19日（水）

Oct. 8 – 19

営業時間
平日　　weekday 13：00－19：00
土日祝　weekend 12：00－19：00
※最終日は18時まで

Last day closes at 6pm.

休廊日：木曜日（13日） Closed on Thursday

※角田麻有個展「THE WALL」と同時開催となります。併せてお楽しみ下さい。

http://the-blank-gallery.com/blog/?p=5014

■作家ステートメント

Thumbhole（サムホール）とは絵画でいうサイズ寸法の一種。227×158mm。私の作品は、サムホールサイズの何気ない絵から発展していったものがほとんどだ。
数年前、当時勤めていた職場の仲間から「これめっちゃいいよ」とサムホールサイズのブロック状の水彩紙をもらった。しかしすぐに使うことはなく、棚にしまい込んだまま忘れてしまっていた。時は経ち、イラストスクールに通い始めて毎週課題に追われていた頃、ふとその水彩紙のことを思い出した。課題とは関係なく、何でもいいからこれに好きなものを描くことにした。息抜きとして描けるサイズ、その時その時の妄想を反映しやすく、絶妙にゆるいモチベーションで続けられる。以来、サムホールサイズで妄想絵を描くことが定着した。
英語だと「親指を入れる穴」という意味らしい。そう考えると、よくわからない妄想回路の端末に親指を突っ込んでいるようなものだろうか。とかいって、無理矢理〆てみる。

■ONO-CHAN

アーティスト、イラストレーター。日常生活の景色やインターネット画像の収集を日課とし、それらから生み出すシュールな世界をポップかつ鮮明に描く。POPEYE、うんこドリル、ZEITmagazin（ドイツ）、KIBLIND Magazine（フランス）など国内外のイラストワークの他、個展・グループ展などの展示活動も精力的に行う。

https://www.instagram.com/mgm_ono/

■主な展示

個展

2022 「コンテモーション」 Gallery Blue 3143

2021 「Bug Filter」 VINYL GALLERY

グループ展

2022

「1010」 VINYL GALLERY

「ケナガルモス(仮)についての研究発表会」亀戸アートセンター

「第3回マイファイ絵画実験室展表現のキワ」美学校スタジオ

「第2回マイファイ絵画実験室展マイファイ絵画実験室」 artgallery opaltimes

「第1回マイファイ絵画実験室展クラムジング100D」 Laugh Out 渋谷