“SOFT SHOP”
渡部剛、齋藤祐平による二人展。
20世紀の産物である「レコード」と「カセットテープ」を支持体とした作品群をメインに、コラージュ、ペインティング、フィールドレコーディング、サンプリングなど、「録音物」としての多様な特性を生かした作品を展示します。
70年代後半~80年代前半生まれの二人は、レコードやカセットテープに慣れ親しんだ最後の世代と言えます。その後、CDやMDのデジタル時代を経た現在では、音の記録や再生の概念に「物質」を伴わないのが常識となっています。時代の流れで「不要」となった大量生産物に、新たな価値を「上書き」した作品の数々をご高覧下さい。
会期:2014年6月21日(土)~7月6日(日)
初日17時よりオープニングパーティー
渡部 剛/Go Watabe
1979年東京生まれ。美学校「絵と美と画と術」第二期修了。
江東区というゴミの埋め立て地で有名な地区に生まれ、その地区にある「夢の島公園」周辺の風景をこよなく愛する。
中学時代にヒップホップの魅力に取り憑かれ、それ以降「sampling」「dig」「mix」などの方法論の拡張・再解釈・誤用に余念がない。
今回の展示では不要となったレコードのジャケットにコラージュし、レコードにペイントした作品と、ペイントされたレコードからサンプリングした音を再構成したビート集などを展示する。
齋藤 祐平/Yuhei Saito
1982年新潟県生まれ。
主に平面作品を制作。
制作した絵画がどのように発表されうるかについても留意し、作品を通して様々な活動を行う。
今回の2人展では、フィールドレコーディングしたカセットのケースにコラージュやペイントを施してジャケットを制作したものと、カセット自体に同様に手を加えて板に固定した作品、カセットに関連した平面作品を展示予定。
作品画像や展示風景写真などをまとめたホームページ「羅布泊」は http://lopnor.archive661.com/
渡部剛 x 齋藤祐平 ギャラリートーク “SOFT TALK”
渡部剛と齋藤祐平による、対談形式のギャラリートークをおこないます。
両氏の『SOFT SHOP』出展作品の解説から、それぞれが展開する作品バリエーションについてや、「展示」と「場所」の関係性、「作品」の在り方など、多岐に渡る内容でお互いの思考に迫るトークをお送りします。
進行・聞き手: 佐藤 由基孝(ギャラリーディレクター)
※収容人数に限りがございます。確実に入場をご希望の方は、事前にギャラリー又は各作家へアポイントメントをお願いします。
日時:6月28日(土)17:30-19:00
入場料:500円(ドリンクつき)
東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F アクセスマップ E-mail: info@the-blank-gallery.com TEL: 03-6804-5150
営業時間 平日 13:00-19:00 (木曜定休) 週末 12:00-19:00